関節痛を和らげるのに、効果的なサプリメントがあります。
それは、以下のようなサプリメントです。
- グルコサミン
- コンドロイチン
このグルコサミンやコンドロイチンが配合されたサプリメントを飲むことによって、関節痛を緩和させることができます。
ただ、どちらか一方の成分だけのサプリメントよりも、両方が含まれたものの方が効果があります。
この2つの成分は一緒に摂取することで相乗効果が生まれるため、できる限り両方の成分が配合されたものを選びましょう。
では、どうしてこれらの成分を摂取すると、痛みが緩和されるのでしょうか?
そもそも、関節痛は加齢によって軟骨が磨り減ることで起こります。
そのため、軟骨の磨り減りを解消するというのが関節痛の改善に繋がるのです。
グルコサミンには軟骨を生成する働きがあり、コンドロイチンは軟骨の元となる成分で、さらに、両方とも炎症を抑える作用があるため、効果的に関節痛を改善できるのだと思ってください。
関節痛に悩まされている人は、サプリメントで症状を改善するというのも良いかもしれません。
関節痛の原因
関節痛の原因は、以下の通りです。
- 老化
- 肥満
- 運動不足
- O脚
- 関節に負担をかける生活
- スポーツ
年齢を重ねると軟骨が磨り減ってしまい、その周囲が炎症を起こし、関節痛を発症させます。
また、肥満になると体に大きな負荷をかけてしまうので、膝の関節痛に悩まされることが多いです。
それに、運動不足だと関節が固くなってしまうため、関節への負荷が大きくなります。
そして、O脚の人は内側の軟骨が磨り減ってしまうので、関節痛を起こしやすいです。
常に同じ姿勢をしていたり、クッション性が低い靴を履いていたり、同じ動作を毎日続けている場合も、関節への負担が大きくなるでしょう。
いきなり激しいスポーツをするのも関節に大きなダメージを与えやすく、痛みを感じることがあります。
関節痛の原因は他にもたくさんありますが、このような原因で発症することが多いと思ってください。
老化による関節痛を防ぐのは難しいように感じますが、日頃から適度な運動をすることによって予防することができます。
関節痛が起こる病気
病気が原因で、関節痛を引き起こしている場合もあります。
関節痛を起こす病気は、以下の通りです。
- 関節リウマチ
- シェーグレン症候群
関節痛を起こす病気として最も代表的なのが、関節リウマチです。
関節リウマチとは、30代~50代の女性に多く見られる病気で、免疫異常によって発症するといわれています。
その症状は関節痛の他に、発熱や腫れ、体重減少などです。
症状が悪化してしまうと、貧血や腎臓障害も併発するケースがあります。
中高年の女性の方で関節に痛みを感じ始めた場合は、関節リウマチの可能性があるので、一度病院で検査を受けられた方が良いでしょう。
シェーグレン症候群も関節リウマチと同じように、自己免疫に異常が生じて発症する病気です。
関節痛や口の渇き、目の乾き、眼精疲労、味覚障害といった症状が現われます。
もし、このような症状が現れた場合は、シェーグレン症候群の可能性があるので、受診された方が良いでしょう。
このように、関節痛が病気からきているケースもあるため、そのまま放置するのは止めてください。
関節痛で処方される薬
関節痛で処方される薬は、以下のようなものです。
- 外用薬
- 内服薬
まず、炎症を抑える働きがある湿布や軟膏、クリームといった外用薬が処方されます。
この時に処方される外用薬には副作用がほとんどないので、安心して使用することができるというメリットがあり、軟膏やクリームは1日2回使用するものが多いです。
それに、非ステロイド性抗炎症薬といった内服薬も処方されます。
この薬は痛みを抑える効果が強いため、関節痛の症状が酷い場合に使用されることが多いでしょう。
鎮痛効果が非常に高い一方で、副作用が起こりやすいというデメリットもあるので、注意しないといけません。
主な副作用は、胃痛や胸焼け、食欲不振といったものです。
外用薬と内服薬を併用することによって、関節痛の症状を効果的に抑えることができるので、両方処方されることが多いと思ってください。
もし、内服薬の副作用が強いと感じる場合は、無理をせずに医師に相談するようにしましょう。
また、症状によっては、これ以外の薬も処方されることがあります。
関節痛の治療で有名な病院
関節痛を確実に治したい場合は、病院選びを真剣に行った方が良いです。
関節痛治療で有名な病院にかかることによって、痛みがなくなったというケースも多いので、現在通院されている方は病院を変更してみるというのも1つの選択ではないでしょうか。
関節痛の治療で有名な病院は、以下の通りです。
- 東京逓信病院
- 順天堂大学医学部附属浦安病院
- 清水厚生病院
東京都にある東京逓信病院は、とても丁寧な説明で関節痛について教えてくれる病院として評判です。
治療方法についても手を抜かずにしっかりと説明してもらえるので、安心感があります。
千葉県にある順天堂大学医学部附属浦安病院は、最新の治療を受けられることで有名です。
今まで治らなかった関節痛がすぐに改善したという口コミも多く、信頼しても良いでしょう。
静岡県にある清水厚生病院は、患者さんの気持ちを考えた治療を行っており、その人に合った治療を提案してくれます。
これらの病院は口コミの評判も良いので、関節痛に悩まされている方は病院選びの参考にしてください。
関節痛とお酒の関係
お酒を飲んでしばらくすると、関節が痛くなることがありますよね?
その痛みで、なかなか寝付くことができないという場合もあると思います。
では、実際のところ、関節痛とお酒は関係しているのでしょうか?
結論からいうと、関係しています。
それはお酒を飲むとビタミンB1が大量に消費され、ビタミン不足の状態になり、神経がいつもよりも過敏になるからです。
さらに、ビタミン不足は関節痛だけではなく、筋肉痛も引き起こします。
そのため、お酒による関節痛を防ぐためには、ビタミンB1を補うことが重要です。
ビタミンB1が多く含まれている食材は、豚肉、うなぎ、グリンピースといったものなので、これらが使用された料理をお酒を飲む時に食べると、関節痛を効果的に防ぐことができます。
また、お酒を飲むと頻繁に関節痛になるという人は、普段からビタミンB1が不足している可能性があるため、積極的に豚肉を食べるようにしたり、サプリメントを利用した方が良いでしょう。
また、お酒の量をほどほどにするというのも大切なので、適量に抑えるようにしてください。
なぜ風邪で関節痛が起こるのか?
風邪をひいた時に関節痛が起こることがありますが、一体どうしてなのでしょうか?
それは人間の持つ免疫機能が大きく関係しており、風邪のウイルスが体内に侵入すると、それを免疫機能で倒そうとします。
その時に、発痛物質が作られ、それが血液と一緒に全身に行き渡り、関節を包む関節包に届くと、関節痛を引き起こすという訳です。
このようにして、風邪が原因で関節痛が起こると思ってください。
それに、風邪による関節痛は、熱が下がるのと同時に改善されていきます。
つまり、風邪による関節痛を治すためには、熱を下げるというのが重要になるので、解熱剤や風邪薬などを飲んで安静にしてください。
そうすれば、徐々に熱が下がり始め、関節の痛みも治まっていくはずです。
もし、市販の薬を飲んでも熱が下がらないという場合は、病院の内科に行き、適切な処置を受けるようにしましょう。
その際、どのような薬を服用していたのかを聞かれるかもしれないので、服用した薬を覚えておくといいですね。
膝の関節痛はどうすれば改善するか?
関節痛の中でも多いのが、膝の痛みです。
膝の関節痛をそのまま放置してしまうと、日常生活に支障をきたす危険があるので、早めに対処するようにしましょう。
場合によっては、歩くことができなくなることもあります。
膝の関節痛の主な改善方法は、以下の通りです。
- 生活習慣の改善
- 運動療法
- 薬物療法
- 装具療法
- 物理療法
- 手術
肥満の方は膝への負荷が大きいので、生活習慣を改善して、減量する必要があります。
また、膝周辺の筋肉を運動で強化することによって、関節痛を改善することができます。
痛みを外用薬や内服薬を使用して抑えるというのも、改善方法の1つです。
それに、サポーターを用いることにより、膝への負担を減らすことができますし、膝を温めたり冷やしたりすることで、血流を良くするというのも良いでしょう。
そして、症状が酷い場合は、手術をすることもあります。
一般的に、関節鏡視下手術や高位脛骨骨切り術、人工膝関節置換術といった手術が行われます。
膝の関節痛を発症した場合は、1人で悩まずに、まずは医師に相談してください。