ビールが美味しい季節がやってきました!

ビール好きにはたまらない季節ですね。

ただ、そんなビール好きが気になるのが痛風です。

痛風って、いったいどんな症状があらわれるのでしょうか?

痛風とは体内に尿酸が溜まり、それが結晶化することで関節などに激しい痛みを伴う病気です。

痛風という名前が示す通り、風が吹いても痛いというほどその痛みは激しいもので、人によっては骨折よりも痛いといわれるほどです。

最初のうちは、単発的に指の関節が腫れたり治ったりを10日前後の周期で繰り返します。

症状が進んでいくと関節などの腫れの間隔が徐々に短くなっていき、最終的には常に痛い慢性痛風という重篤な状態になってしまうのです。

慢性痛風になってしまうと、立って歩くこともままならないような状態になることもありますし、腎臓などにも疾患が現れてしまうこともあります。

できることであれば、単発的な痛風発作の時点で医師の診断を仰ぎ、適切な治療を行う方が良いでしょう。

このくらいなら大丈夫と治療の開始を先延ばしにすることで、痛風の症状が徐々に悪化し、症状を改善しにくくしてしまいます。

いつもと違う違和感を感じたら、速やかに医療機関へ行くようにしてください。

痛風の原因

痛風の原因になっているものは、尿酸と呼ばれる成分です。

通常、この尿酸は血液に溶けて体内を循環し、最終的に尿に混ざって体外へ排出されます。

ですから、健康な状態であれば特に支障がないはずなのですが、何らかの原因で体内にある尿酸値が上昇してしまった場合、処理しきれなくなった尿酸は体外へは排出されず、体内に蓄積されていきます。

この状態が続いていくと、体内にナトリウムと塩の結晶ができてしまいます。

これを尿酸塩と呼ぶのですが、この尿酸塩の結晶が関節などに付着していき、痛風となる元になるわけです。

付着した尿酸塩は、本来あってはいけないものですから、体の防御機能である白血球が尿酸塩を攻撃し始めます。

この攻撃によって起こる傷みが痛風と呼ばれる症状になるのです。

尿酸値が下がらなければ、体内の尿酸塩の結晶も減りませんから、いつまでも痛風の症状が繰り返されるということになります。

痛風を治すためには尿酸値を下げることが必要不可欠なのです。

痛風は完治しない

痛風になってしまった場合、痛風を完治させることができるのかといえば、答えはNOとなります。

痛風の症状を抑えるということは可能なのですが、一度発症してしまうと尿酸値が上昇した時点で再び症状が現れてしまうため、日頃の尿酸値コントロールが非常に重要になる病気だといえます。

薬の服用や生活習慣の改善で症状が出なくなる人は多いようですが、それはあくまでも一時的に症状が治まっているだけですから、痛風自体が完治しているわけではありません。

痛風になってしまうと、一生尿酸降下薬が手放せないといわれています。

生活習慣や食生活の改善で尿酸値の上昇はある程度食い止めることができますが、何かの拍子に尿酸値が上昇する可能性もあります。

そのため、痛風という病気は、いかにして痛風にならないかが重要であるといわれているのです。

発症した時点で完治は望めませんし、痛風が発症するまでの過程を考えれば、なぜ痛風になってしまったのかが分かるのではないでしょうか。

もし、痛風になってしまった場合には症状を発症させないような生活を、まだ痛風になっていない人は痛風にならないような生活を行う必要があります。

痛風は遺伝するの?

痛風という病は日頃の生活習慣の影響を受けて発症することが多い病気です。

では、親が痛風患者だった場合、子供に痛風が遺伝するということがあるのでしょうか。

これはなかなか難しい問題なのですが、親族に痛風患者がいる場合、その家族にも痛風になる人が多いのは事実としてあるようです。

生まれ育った環境が親や親族と同じ場合には、生活習慣も似通ったものになるため、体質が似てくることから起こるのではと言われています。

それに、親の体質は子供に遺伝しやすいですから、元々の体質自体が痛風を発症しやすいものである可能性もあるわけです。

しかし、体質的に痛風を発症しやすくても、必ずしも痛風になるわけではありません。

ここで日頃の生活習慣がカギになってくるわけです。

痛風になる人は発症しやすい生活スタイルを行っている場合が多く、具体的には運動不足、肥満、食生活の乱れ、飲酒量が多いなどがあげられます。

親が痛風の場合、同じような生活を営んでいると痛風になる確率は飛躍的に上昇してしまいます。

でも、逆に、自分で生活スタイルを改善していくことで、痛風になるリスクを劇的に下げることもできるのです。

遺伝もあるかもしれませんが、重要なのは痛風にならないような生活を送ることだと思います。

痛風は女性は発症しにくいがしないわけではない

痛風になる患者の実に99%が男性だと言われているほど、痛風という病気は男性特有の病であると世間では認知されてきました。

これは女性ホルモンのエストロゲンなどが、体内の尿酸値の上昇を防ぎ、体外へ排出するため、女性は痛風になりにくいためだと言われています。

しかし、99%は男性患者でも、残り1%は女性の痛風患者が存在しているということになります。

特に近年では、女性の痛風患者数が増加していると言われており、痛風も男性だけの病気では無くなりつつあるようです。

女性患者の増加の原因は、食生活の欧米化、女性の社会進出によるストレス過多、飲酒量の増加、運動不足などではないかと考えられています。

女性が仕事を持ち、社会に進出するということは、生活スタイル自体が男性化しているという現れです。

生活スタイルの変化が女性の痛風患者を増やしている要因であることは間違いないでしょう。

女性が痛風にならないためには、男性と同様に、日頃の食生活や生活スタイルの見直しが必要だと思います。

運動不足と痛風の関係

日頃から定期的に運動を行っている人は痛風になりにくいといわれています。

これは運動自体が良いのはもちろん、体を動かして太らないようにすることことが重要なのだと考えられます。

痛風を発症した人の中には、運動不足で肥満体という人が非常に多いです。

昔は贅沢病だといわれていたこともありますから、肥満の人がなりやすい病気だったのでしょう。

肥満になる原因は食べ過ぎと運動不足なので、運動をしないことが痛風の発症に深くかかわっているのも事実だと思います。

ただ、この運動というのも行い方次第では痛風になってしまう危険性があるため、どんな運動でも行えば良いというわけではありません。

筋トレなどの無酸素運動は、運動することにより筋肉に乳酸が発生します。

この乳酸は尿酸の排出を妨げてしまいますから、運動することにより、逆に尿酸値を上げてしまうことになってしまいます。

痛風にならないために効果的な運動は、ジョギングやウォーキングといった有酸素運動です。

有酸素運動の場合には体内の脂肪を燃焼してくれるため、痛風になるリスクを減らすことができますし、筋トレのように乳酸が溜まって尿酸の排出を妨げるといったこともありません。

痛風予防には有酸素運動を毎日の習慣にしてください。

栄養ドリンクで痛風になることもある

栄養ドリンクの飲み過ぎで痛風になったという話をよく聞きます。

本来なら体に良いはずの栄養ドリンクですが、飲むことにより痛風になることがあるのでしょうか。

そもそも栄養ドリンクというものは、体調が優れない場合などに飲み、足りない栄養素を補給する飲み物です。

言い換えれば、一種のドーピングのようなものなのです。

1ヶ月に1回くらいや元気がない時にたまに飲むのであれば、特に問題はありません。

でも、毎日1本飲んだり、1日に数本飲んでいる人の場合には、実は体に大きな負担をかけています

栄養ドリンクに含まれる果糖などの糖分は、1日に摂取して良い量を遥かに上回る量が配合されている場合が多いです。

果糖は尿酸を増やしてしまいますから、いつも栄養ドリンクを飲んでいる人は痛風になりやすいと言えます。

実際に毎日栄養ドリンクを飲んでいて痛風の症状が現れた人は多く栄養ドリンクの飲用を止めたら症状が治まったという人もいます。

栄養ドリンクは常用する飲み物ではありませんから、飲み過ぎには注意が必要です。