アメリカザリガニと言えば身近な水場で見つけることができますよね。
元々は外来種で、1927年に食用ウシガエルのエサとしてアメリカ南部から輸入し、その繁殖力の強さから日本全国に広がったらしいです。
ところが、繁殖するにつれて、メダカなんかの小魚は食べまくるわ、ホタルやトンボの幼虫を食べまくるわ、水草を食べまくって生き物の隠れ場所を奪うわで、今や立派な駆除の対象となっているそうです。
そのアメリカザリガニを駆除のついでに食べてしまおうというイベントを開催しているところもあるようです。
と言っても、淡水の生き物に共通する寄生虫の問題があるので、生でというわけにはいきません。
必ず茹でたりと言う加熱調理が必要です。
それとこれも淡水の生き物に共通する臭み。
この臭みは、背わたを抜くことで、泥抜きをしなくても臭みがなくなるそうです。
北欧なんかでは、一般食材として流通しているというアメリカザリガニ。
その味は、エビやカニとそっくりで、胸の辺りにあるミソは濃厚な風味だそうです。
でも、私的には、そんなアメリカザリガニでカニの味を味わうよりは、本物のカニを食べる方を選びます(笑)
そろそろカニの季節も近づいてきていますしね。
カニと言ったら、ズワイやタラバ、そして、北海道の毛ガニ。
いや~、考えただけで涎が(笑)
ズワイガニと言えば、日本人の間で一番親しまれているカニですよね
食べたことがない人はいないのではないかってくらい、ズワイガニの水揚げ量は国内で多いわけです。
ズワイガニの特徴と言えば
- 産地で名前が違う
- 甲羅が小さい
- 甘みが強い
- 身が詰まっている
- 食べ方が色々
という感じですね。
産地によって、名前が違うズワイガニ。
福井県産のズワイガニなら越前ガニ、兵庫県や鳥取県といったところで水揚げされると松葉ガニと呼ばれます。
ロシアで獲れる大きなズワイガニは大ズワイガニって言われます。
大ズワイガニは、国内のものよりも色が赤くて、身が固いという特徴があります。
そして、ズワイガニは他のカニと比べると甲羅が小さいんです。
味は、甘みが強くてカニ本来の味を味わえます。
基本的に身がぎっしりと詰まっているから食べ応え十分。
色々な料理に使うこともできて、食べ方のバリエーションが豊富なズワイガニ!
新鮮なズワイガニを手に入れたら、そのままお刺身で食べるのも美味しいですよね。
カニの王様と言えばタラバガニ
魚のタラが獲れる漁場にいるのでタラバガニって言われているって知っていましたか?
産地としては北海道産が有名ですが、ロシアなど外国産も結構流通していますね。
そんなタラバガニの特徴と言えば、
- サイズが大きい
- 脚が1本少ない
- ヤドカリの仲間
- 味が淡白
- 身が大ぶり
- 見た目がアブラガニと似ている
ということが挙げられます。
タラバガニの最大の特徴と言えば、その大きさ。
他のカニと比べると圧倒的な大きさで、何と脚を広げると1.5メートルほどにもなります。
普通のカニは赤い色をしているけど、タラバガニは茶色。
脚が1本少ないというのもタラバガニの特徴です。
他のカニと違い、はさみを合わせても8本しかないんです。
それとカニって言われますが、実はヤドカリの仲間なんですタラバガニは。
その味は淡白だけど、身ぶりがいいからお腹いっぱい食べることができますよね。
タラバガニは、味もそうですが食べ応えや食感を楽しむのに適しています。
タラバガニを購入するときに気をつけないといけないのが、見た目がアブラガニと似ているので、タラバガニをアブラガニと偽って販売している悪質な業者も多いということです。
タラバガニを購入するときには、注意しましょう。
北海道のカニといえば毛蟹ですね
北海道を代表する有名なカニと言ったら毛蟹ですよね。
主にオホーツク海や噴火湾、釧路・根室の沿岸などで水揚げされる北海道産の毛蟹。
毛で覆われているから毛蟹と言われますが、別名、大栗蟹とも言われます。
北海道の毛蟹と言ったらカニ味噌と言われるくらい特徴があります。
確かに、身も甘くて美味しいです。
でも、脚が細いため身の部分はそれほど多くないというのが残念なところです。
そのせいもあってか、毛蟹はカニ味噌を目当てに食べる人が多いようです。
カニ味噌好きには、他のカニと比らべてカニ味噌が非常に多く食べ応えがあるということで大人気です。
オスのサイズは大きくても15cm、メスだと12cm程度で、色は赤茶褐色の毛蟹。
北海道の毛蟹は茹でて食べるのが一般的です。
甲羅にカニ味噌を入れて、醤油やお酒を入れて焼いて食べるのも美味しいですよ。
他のカニと違い、毛蟹は1年中漁獲できるというのが特徴。
オホーツク海だと4月から6月にかけて、根室沖だと7月~10月にかけて水揚げされます。
わざわざアメリカザリガニにカニ味を求めなくても、こんなにも美味しい本物のカニがたくさんあるわけですし、やっぱり私は本物を堪能したいですね(笑)