ボウリングはどんな練習をすれば、上達するのでしょうか?
まず、一番大切なことは、焦らないということです。
ボウリングはちょっと練習したからといって、すぐに上達するものではありません。
コツコツと練習を積み重ねると少しずつ上手くなるものなので、スコアを気にしないようにして、気長にがんばるようにしてください。
初心者のうちは、スイング、ステップ、リリースの練習を中心にするといいでしょう。
いずれもボールを持たずにイメージだけでやれば、自宅でも練習できます。
シャドーボウリングは、体重移動、上体の位置、リリースの時の姿勢など、フォームの確認や矯正に役立ちますから、上達したいなら毎日やるのがオススメです。
また、ボウリング場では狙ったところに投げられるように練習しましょう。
ただなんとなく投げていてはいつまで経っても上達しませんから、目標を持つことが大切です。
それに、あれもこれもとよくばらないで、今日はこのコースで投げると決めたら、そのコースだけに集中して徹底的に練習すると上手くなれます。
メニュー
スコア計算はできた方がいいの?
スコア計算はできた方がいいのでしょうか?
一昔前は、ボウリングのスコアは手書きでしたが、近年では機械が自動で計算してくれて、画面にみやすく表示してくれます。
そのため、ボウリングはよくやるけど、スコアの計算方法がよくわからないという人も少なくありません。
でも、上手くなりたいなら、実際に計算できなくても、ボウリングのスコアの仕組みは知っておいた方がいいでしょう。
ボウリングでは、ストライクを出すと、その次の2投+10、スペアを出すと、その次の1投+10になります。
それ以外では、倒したピンの数=得点です。
最終である10フレームは、2投、または、3投の合計を足します(ストライクやスペアを出しても加点されません)。
ボウリングはできるだけストライクとスペアを出して、出した後はなるべくたくさんのピンを倒すとスコアがアップするわけですね。
ストライクとスペアの後が重要だということを覚えておけば、スコアの計算ができなくても特に問題はないでしょう。
でも、計算できると、対戦している時に相手と何点差なのか、あと何本倒せば勝てるのかがわかって、より楽しくなります。
ボウリングの投げ方の種類
ボウリングの投げ方の種類は、大きく4種類に分けることができます。
- ストレートボール
- カーブボール
- フックボール
- バックアップボール
ストレートボールは、初心者がよく投げている横回転のかかっていないまっすぐに転がるボールのことです。
スペアをとるのに有効ですから、スコアを安定させるためにも思い通りに投げられるようにしておきましょう。
カーブボールは横回転のかかったボールで、ストライクをとるのに有効だといわれています。
握力と手首の力が必要ですし、コントロールが難しいのが欠点です。
カーブボールが投げた直後から曲がるのに対して、フックボールはまっすぐ転がって、ピンの手前で曲がります。
カーブボールよりもコントロールしやすいのですが、変な癖がついてしまいがちですから、基本的なフォームが身についてから練習した方がいいかもしれません。
バックアップボールは、フックボールと逆の方向、左から右に曲がるというボールです。
手首にとても負担がかかる投げ方なので、できればあまり使わない方がいいでしょう。
ボールの持ち方にも種類があるの?
ボウリングのボールの持ち方にも、種類があります。
ここでは、代表的な3つの持ち方について説明しましょう。
- コンベンショナルグリップ
- セミフィンガーグリップ
- フィンガーチップ
まずは、最も基本的で、初心者向きでもあるコンベンショナルグリップについてです。
ボウリング場のハウスボールを使う場合、自動的にこの持ち方になってしまうでしょう。
親指を奥まで、中指と薬指を第二関節まで入れるため、持ちやすくて安定感はあるのですが、回転させづらいという欠点もあります。
中級者がよく使っているセミフィンガーグリップは、セミフィンガーチップともいい、中指と薬指を第一関節と第二関節の間の第一関節に近いところまで入れて持ちます。
指を深く入れないので抜けやすくなって、ボールをコントロールしやすくなるでしょう。
ただ、指に負担がかかりやすく、指を痛めてしまいやすいのがデメリットです。
ボウリングプロや上級者は、フィンガーチップを使うことが多いですが、この持ち方は中指と薬指を第一関節までしか入れないため、回転がかけやすくフックボールを投げやすいでしょう。
指と手首に負担がかかりやすいですし、マイボールでなければできない持ち方です。
マイボールは作った方がいいの?
ボウリングが上手い人はマイボールを持っていますから、マイボールを作ったら今よりも上手くなれるような気がしますよね。
マイボールなら自分の手の大きさや指の位置に合わせたボールを作れるので、ハウスボールよりも2ポンドほど重くできますし、格段に投げやすくなるでしょう。
ハウスボールとの違いに慣れるまでは少し戸惑うかもしれませんが、慣れたらコントロールも良くなってスコアも上がるはずです。
最初から高いボールを作る必要はありませんから、1万円~2万円くらいのものをちゃんとしたプロショップで作るようにしてください。
サイズをきちんと測ってくれて、要望をこまかくきいてくれるような技術力の高いプロショップで作らないと、せっかくお金をかけてもハウスボールに毛の生えた程度のボールになってしまいます。
それに、マイボールを作ることも大事ですが、マイシューズを持つことはもっと重要です。
どちらかといえば、マイシューズを先にした方がいいかもしれません。
靴が変わるとハウスボールを使ってもかなり投げやすくなりますから、上手くなりたいなら、ぜひマイシューズを持つようにしてください。
どうしたらストライクがとれる?
ボウリングでストライクをとると、スカッとして気持ちいいですよね。
では、どうしたらストライクがとれるのでしょうか?
ボウリングのピンは前から見ると三角形に並んでいるので、初心者は先頭の1番ピンにまっすぐボールをぶつけたくなるものです。
でも、1番ピンにまっすぐにボールがぶつかっても、なかなか全てのピンが倒れてくれることはありません。
ボールの勢いにもよりますが、前から見て3列目の外側の4番・6番ピンや4列目の7番・10番ピンが残ってしまうことが多いでしょう。
なので、1番ピンにまっすぐのボールをぶつけるのではなく、1番ピンと3番ピンの間にやや角度をつけたボールをぶつけるようにすると、ストライクがとりやすくなります。
つまり、カーブボールの方がストライクがとりやすいというわけですね。
また、左手で投げるのであれば、1番ピンと2番ピンの間を狙うようにします。
上手く投げられないようなら、まずは、レーンの上にあるスパット(黒い三角のマーク)を狙ってみてください。
右利きの場合、右から2番目のスパットを通すことができるようになれば、ストライクが出る確率も上がってくるでしょう。
スペアって狙い方があるの?
スペアがとれるとスコアがアップしますが、スペアには狙い方があり、やみくもに投げてもとれません。
基本的には、残っているピンの直線状にあるスパット(黒い三角のマーク)に向かって投げるようにするといいでしょう。
その際、立ち位置を左右にずらして、投げやすいように調整するのがポイントです。
また、残っているピンの本数と何番のピンが残っているかで、スペアの狙い方が変わってきますから、上達したいのであればそれを全て覚えるといいかもしれません。
時には、上手な人でもなかなかとれないような形でピンが残ってしまうこともあります。
その場合には、スペアをとるのを諦めて、より多くのピンを倒せそうなところ、または、倒せる確率が高そうなところを狙うのも戦略の一つです。
スペアをとるためには、ボールを正確にコントロールする必要がありますから、できるだけ練習時間を増やすことを心がけましょう。
できれば、ハウスボールではなく、マイボールを使った方がコントロールが良くなります。
それに、マイシューズを買えば、ますます投げやすくなって、スペアが取りやすくなるはずです。
カーブさせた方がいいの?
ボウリングのボールを投げる時は、カーブさせた方がいいのでしょうか?
カーブさせた方がストライクがとれる確率があがるので、できるだけカーブさせることをオススメします。
ボウリングでストライクをとるためには、ピン同士がぶつかるようにしてドミノ倒しにしないと、全てのピンが倒れません。
3度から6度の角度で、1番ピンと3番ピンの間からボールをぶつけるのが最もストライクがとれるといわれていますから、まっすぐ投げるよりもカーブさせた方がいいのです。
では、まっすぐに投げると絶対にストライクはとれないのかというと、そんなことはありません。
まっすぐに投げても、ボールに横回転がかかっていれば、ストライクを量産することは可能です。
それに、スペアを狙うのなら、ボールをカーブさせるよりもまっすぐに投げた方がコントロールしやすいでしょう。
自分にとって投げやすい投げ方で、状況に応じて使い分けるというのがいいのかもしれませんね。
色々試してみて、自分にとって投げやすい投げ方をみつけてください。