あなたは、日常生活で足を組むことはありませんか?
特にデスクワークが多い方や長時間同じ姿勢でいる方は、無意識に足を組んでしまうことが多いのではないでしょうか。
チコちゃんに叱られるで取り上げられた「なぜ大人は足を組むのか?」という疑問について詳しく解説し、その原因と解決法についてご紹介します。
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なぜ大人は足を組むのか?
筋肉がくっついてしまう原因
結論から言うと、大人が足を組む理由は「筋肉がくっついているから」です。
具体的には、股関節にある中臀筋(ちゅうでんきん)が原因です。
中臀筋は、横向きで寝たり長時間のデスクワークなどで同じ姿勢を続けることにより、筋肉同士がくっついてしまうことがあります。
ファシアの役割
筋肉の間には「ファシア」という組織があります。
このファシアが長時間の同じ姿勢により固まってしまうことで、筋肉同士がくっつきやすくなります。
ファシアが固まると、その周りの筋肉が引っ張られ、緊張状態が続くため、不快感を感じます。
この不快感を和らげるために、足を組んで緊張している部分を変えようとするのです。
子どもと大人の違い
子どもは筋肉が柔らかく、また同じ姿勢を続けることが少ないため、筋肉がくっつく可能性が低いです。
そのため、子どもは足を組むことが少ないというわけです。
足を組む癖を直す方法
足を組む癖を直すためには、股関節の外側を伸ばすストレッチが効果的です。
実際に、イチロー選手は練習前に90分から120分という長時間のストレッチを行っていたことが知られています。
効果的なストレッチ方法
股関節回りのストレッチ
- 座った状態で片足をもう一方の足の膝の上に乗せ、手で膝を軽く押し下げるようにして股関節を伸ばします。
- この姿勢を30秒間キープし、反対側も同じように行います。
太ももの裏のストレッチ
- 座った状態で片足を伸ばし、もう一方の足を曲げます。
- 伸ばした足のつま先を手でつかむようにして前屈し、太ももの裏を伸ばします。
- この姿勢を30秒間キープし、反対側も同じように行います。
マッサージの効果
実際にマッサージで検証すると、施術前は30分のうち9分30秒足を組んでいた方が、施術後は1分13秒に減少したというデータがあります。
これは、マッサージによって筋肉の緊張がほぐれ、足を組む必要がなくなったためです。
大人が足を組む理由のまとめ
大人が足を組む理由は、筋肉がくっついてしまっているからです。
この問題を解決するためには、定期的なストレッチやマッサージが効果的です。
特にデスクワークが多い方は、日常の中で意識的にストレッチを取り入れることで、足を組む癖を改善することができます。
ぜひ、今回ご紹介したストレッチ方法を試してみてください!