うつ病とは誰にでも発症する可能性がある心の病気のことです。

年々、うつ病患者が増えているといわれているので他人事ではありません。

うつ病になると気分が晴れない、意欲の低下、無関心、集中力の低下、不安、イライラ、体重増減、気力の減退、罪責感といった症状が現れます。

落ち着きがない、動作や話し方が遅い、死にたくなるというのもうつ病の特徴です。

うつ病というと精神症状のイメージが強いですが、身体症状も伴います。

よく見られるのが不眠、倦怠感、疲労感、食欲不振、腰痛、肩こり、頭痛、めまい、発汗、性欲減退、下痢、便秘などです。

こういった精神症状と身体症状の両方が一緒に現れると思ってください。

うつ病になっても気づかずに生活をしている人が多いといわれています。

「眠れない」「やる気が出ない」「気持ちがずっと塞ぎこんでいる」といった状態が続いている場合は一度専門医に相談してみた方がいいかもしれません。

そのままうつ病を放置すると、自殺という最悪の事態を招いてしまうこともあります

うつ病かもしれないと思ったら、なるべく早く受診しましょう。

うつ病を発症する原因

うつ病の原因はいまだにハッキリとは分かっていません。

しかし、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンが関係しているとされています

このセロトニンやノルアドレナリンの働きに異常が起きることで、うつ病の症状が現れるという説が今のところ信憑性が高いです。

また、うつ病は様々なストレスがきっかけで、発症するともいわれています。

仕事や健康面、家族との関係、お金の問題、結婚の悩み、近親者の死、引越し、転勤などストレスを感じることはたくさんあります。

こういったストレスが積み重なるとうつ病の発症リスクが高くなるといわれているので注意が必要です。

さらにうつ病になりやすいタイプというのも存在します。

責任感が強い人、正義感が強い人、仕事熱心な人、完璧主義の人、几帳面の人、凝り性の人、常識を重んじる人などはストレスを溜めやすいので、うつ病になりやすいです。

真面目な人ほど頑張り過ぎてストレスを溜めてしまうので、しっかりと息抜きをしてください。

うつ病の治療方法

うつ病の主な治療方法は以下の通りです。

  • 休養
  • 薬物療法
  • 精神療法

うつ病を治すために最も大事なことは十分な休養をとることです。

責任感の強い人や真面目な人ほど休養をとるのを嫌いますが、そのままだと悪化する恐れがあります。

いくら治療を行っても休養をとらないと治らないので、ゆっくりと休む時間を設けましょう。

場合によっては休職する必要もあります。

薬物療法もうつ病の治療方法のひとつです。

SSRIやSNRI、NaSSAといった抗うつ薬を使用することで、原因である脳内情報伝達物質のバランスを整え、症状を改善することができます。

薬を使用する場合は、必ず医師の指示に従うようにしてください。

自己判断で服用を止めたり、量や回数を増減するのは絶対に止めましょう。

精神療法を行うことで、再発を防ぐことができます。

認知行動療法によって、否定的な思考を柔軟な思考に変えることが可能です。

治療には時間がかかるので、長い目で見て継続していきましょう。

血液検査でうつ病かどうかわかる

血液検査でうつ病かどうかが分かるといわれていますが、本当なのでしょうか?

結論からいうと本当です。

ただし、100%分かるわけではないので、あくまでもひとつの指標だと考えた方がいいでしょう。

うつ病の血液検査ではエタノールアミンリン酸の濃度をチェックします。

この物質の濃度が1.5μM以下だとうつ病の可能性が高いといわれています。

検査ができる病院は限られており、近くの医療機関が対応していない場合もあるので、事前に確認してください。

血液検査の場合、体への負担が少ないですし、検査費用も高くはありません。

検査をしてみたい方はインターネットで実施している医療機関を調べてみてください。

また、病院で検査を行う場合、尿検査、X線検査、CT検査なども行うことがあります

一見うつ病とは関係ないように感じますが、身体的な病気が原因で症状が現れている場合もあるので、嫌がらずに受けるようにしてください。

糖尿病や甲状腺機能亢進症になるとうつ病に似た症状が現れます。

うつ病でもできる仕事

うつ病だと仕事ができないと思い込んでいる人も多いのではないでしょうか?

たしかにうつ病になると出社できなかったり、精神的に不安定になって周りの人に迷惑をかけることもあります。

しかし、そうはいっても生活するためにはお金が必要です。

そこでおすすめなのが在宅ワークです。

在宅ワークであれば、自宅で仕事ができるので出社する必要がありませんし、自分のペースで仕事をできるので気分的にも楽だと思います。

収入は前職よりも低くなってしまうかもしれませんが、うつ病を抱えながら激務をこなして症状を悪化させるよりは、よっぽどいいのではないでしょうか。

パソコンとインターネット環境さえ整っていれば、仕事ができる時代なので、無理に今の仕事にこだわらず、働き方そのものを変えてみるのもいいかもしれません。

そして、しっかりと治してから再就職先を探した方が将来的にプラスになるはずです。

無理に仕事を続けたり、治ってもいないのに仕事を始めるのは悪化や再発の恐れがあるので注意をしてください。

仮面うつ病の症状

仮面うつ病とは、精神症状よりも身体症状が強く現れるうつ病のことです。

うつ病は精神症状が現れるイメージが強いため、身体症状が強い場合、本人はもちろん、医師さえも誤診してしまう可能性があります。

このようにうつ病なのに他の病気と間違いやすいことから、仮面うつ病と呼ばれています

仮面うつ病の特徴は以下の通りです。

  • 身体的な症状を強く感じる
  • 検査をしても異常が出ない
  • 頭痛薬や吐き気止めなどが効かない

身体的な症状を強く感じてしまうので、精神症状をあまり感じないことが多いですし、色々な検査をしても体に異常がありません。

頭痛薬や吐き気止めといった薬を飲んでも効果がなく、うつ病の薬を飲むと症状が改善します。

仮面うつ病はうつ病だと分かりづらいので非常にやっかいな病気です。

医師さえも身体の病気だと勘違いしてしまうことがあるため、治療が遅れてしまいますし、場合によってはどこに行ってもうつ病だと診断されず、満足な治療を受けることができないケースもあります。

非定型うつ病の症状

うつ病のひとつに非定型うつ病というものがあり、若い世代によく見られます

普通のうつ病だと何をしても楽しめませんし、食欲が落ちたり、不眠に陥ることが多いです。

一方、非定型うつ病は普通のうつ病とは異なり、好きなことをしている時は元気になりますし、不眠ではなく過眠になる傾向があります。

さらに過食になりやすく体重が増えたり、普通のうつ病だと朝から午前中にかけて調子が悪いですが、非定型うつ病の場合は夕方から夜にかけて調子が悪くなりやすいです。

また、対人関係に非常に敏感になるというのも特徴です。

非定型うつ病になった場合、まずは病院に行って適切な治療を行ってください。

その上で生活習慣を見直しましょう。

昼夜逆転している人は夜更かしをせずに早めに寝る、体内リズムを正常に戻すためにもできる限り仕事や学校に行くことが大切です。

適度な運動も効果があるといわれているので、ウォーキングやジョギングで汗を流すのもいいかもしれません。

うつ病になった芸能人

うつ病は職業に関係なく発症するので、芸能人の中になった人がいてもおかしくはありません。

そもそも芸能界はうつ病になりやすいといわれており、俳優の高島忠夫さん、タレントの高木美保さん、元プロ野球選手の長嶋一茂さんは実際にうつ病になったことがあります

また、一時期芸能界活動を休止していたナインティナインの岡村隆史さんもうつ病だったといわれています。

私たちが知らないだけで、うつ病を経験した芸能人や今もうつ病と戦っている芸能人はたくさんいると思ってください。

どうして芸能人がうつ病になりやすいのかというと、人前に立つことが多いからだと思われます

露出が激しくなればなるほどプレッシャーが大きくなりますし、ストレスも増していきます。

時には心ない中傷や批判をされることもあるでしょう。

さらに人気芸能人となると毎日忙しいので、ゆっくりと休む暇がありません

体力的にも精神的にも限界がきて、うつ病を発症してしまうのだと思います。