足のむくみの原因は次の通りです。
- 立ち仕事
- 運動不足
- 水分や塩分の過剰摂取
- 病気
長時間立っていると血液が足に溜まり、静脈の圧が高くなります。
すると足がむくんでしまうので、立ち仕事の人は注意しないといけません。
運動不足も足のむくみを引き起こす原因です。
体を動かさないと血行が悪くなり、足に水分が溜まりやすくなります。
さらに血行不良は足のむくみだけではなく、冷え性も発生させます。
また、水分や塩分を過剰に摂取している人はいませんか?
水分や塩分の過剰摂取は血液中の水分を増やし、足のむくみを引き起す原因になります。
そのため、濃い味付けが好きな人は要注意です。
病気が原因で足のむくみが起こることもあります。
肝臓の病気、腎臓の病気になると足のむくみが発生しやすいです。
このようなことがきっかけで足のむくみが起こるので、むくみが気になる人は原因が何なのか照らし合わせてください。
1つだけではなく、いくつかの原因が重なって発生している場合もあります。
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足のむくみの応急処置方法
足のむくみをすぐにどうにかしたい場合もあるでしょう。
そんな時は以下のような応急処置を試してみてください。
- 屈伸運動
- マッサージ
- 足を高くして寝る
- ホットタオル
屈伸運動をすると血液の流れが良くなり、足のむくみが軽減します。
デスクワークの人は休憩時間を利用して行うといいでしょう。
足裏や足指、脚などをマッサージするのも効果的です。
短時間のマッサージでも一時的に足のむくみが楽になります。
寝る時に足を高くするのもいいでしょう。
心臓よりも足が高い位置にあると足のうっ血が解消され、むくみが軽減します。
そして、ホットタオルも足のむくみを改善するのに効果があります。
濡らしたタオルを電子レンジで1分ほど温めて、むくんでいる部分に置いてください。
すると血行が改善され、むくみが軽減します。
熱すぎると火傷するので温度調整に注意しましょう。
温かいタオルと冷たいタオルを交互に乗せるとさらに効果がアップします。
どれも簡単にできる方法なので、すぐに始めることができます。
足のむくみが痛い時は病院に行く
足のむくみが痛いという人はいませんか?
もし、いるのであれば早めに病院に行ってください。
そのまま放置すると大変な事態に発展する可能性があります。
注意したいのが下肢静脈瘤と呼ばれる症状です。
放置した場合、静脈の弁が壊れて、下肢静脈の血液が逆流する可能性があります。
すると血管が変形したり、拡張してしまいます。
この状態を下肢静脈瘤といい、悪化した場合、潰瘍を起こす危険があるので注意しましょう。
また、足のむくみが原因で静脈に血栓ができることもあります。
仮に血栓が肺に流れた場合、肺動脈が詰まり、死にいたることもあるので要注意です。
さらに何らかの病気が原因で足のむくみと痛みを発生させている可能性も考えられますから、放置せず一度病院で検査をしましょう。
このように「たかが足のむくみ」と軽視することはできません。
原因や症状によっては命に関わります。
セルフケアをして悪化させてしまうケースもあるので、むくみだけではなく酷い痛みを伴う時は専門医に診てもらうのが一番です。
生理中に足のむくみが起きやすい理由
「生理中はいつも足のむくみが酷い」という女性も多いでしょう。
では、どうして生理になると足がむくんでしまうのでしょうか?
生理中の足のむくみは、黄体ホルモンという女性ホルモンが原因です。
黄体ホルモンは妊娠しやすい状態を作るために必要なホルモンですが、その一方で水分を溜めこむ働きを持っています。
生理中になると黄体ホルモンがたくさん分泌されるので、余分な水分が体に蓄積されていきます。
その結果、足がむくみやすくなるというわけです。
このようなことが関係しているので、生理中に足がむくんでしまうのは仕方がないことだと思ってください。
しかし、だからといって諦める必要はありません。
ちょっとした工夫で生理中のむくみを軽減することができます。
むくみを酷くさせる食べ物を控える、夜更かしをせずに早めに休む、マッサージで血行を良くする、弾性ストッキングを履くなど生理中でもできることは色々あります。
生理中の足のむくみを解消したい場合はこういったことを行ってみてください。
足のむくみとトイレが近いことの関係
足のむくみとトイレが近いのは関係があります。
トイレが近い人は足がむくんでおり、特に夜間頻尿に悩まされていることが多いです。
夜間頻尿とは夜中にオシッコがしたくなって、よくトイレに行くことをいいます。
これが当たり前だと思っている人も多いですが、健康な人は夜中にトイレに行かず、朝まで起きないのが普通です。
では、足がむくんでいるとどうして夜中にトイレに行ってしまうのでしょうか?
それは寝ている時に足に溜まった水分が上半身に移動するためです。
上半身に移動すると体が水分を体外に排出しようとするので、目が覚めてしまいます。
夜間頻尿は睡眠の質を下げてしまうので、早めにむくみを解消させましょう。
こうした夜間頻尿を改善したい場合は、寝る前に足を高く上げるのが有効です。
仰向けになって、頭と足の下にクッションを置き、足を心臓よりも高くしてください。
寝る4時間ほど前にこの状態を30分ほどキープすると寝る前に余分な水分を尿として排出できます。
足のむくみを改善できる食べ物
足のむくみを改善したい場合、食べ物に気を遣うのもいいでしょう。
食べ物の中にはむくみを改善できるものがあります。
たとえば、以下のような食べ物は足のむくみに効果的です。
- カリウムが豊富な食べ物
- クエン酸を含む食べ物
- ビタミンEが多い食べ物
カリウムには利尿作用があります。
足のむくみは余分な水分が溜まっている状態なので、利尿作用のある食べ物を食べて、体外に水分を排出すると改善しやすいです。
ジャガイモやサツマイモ、ほうれん草、リンゴ、スイカなどにカリウムが豊富に含まれています。
代謝を促すクエン酸を含む食べ物も足のむくみに効果的です。
レモン、グレープフルーツ、トマト、梅干しなどに多く含まれています。
血行を改善するためにビタミンEが多い食べ物も積極的に口にしてください。
足のむくみだけではなく、血液がサラサラになるので生活習慣病の予防にもなります。
ビタミンEが豊富に含まれている食べ物はカボチャ、アーモンド、アボガド、ゴマなどです。
お風呂で足のむくみが軽減できる
足のむくみに悩まされている人は多いと思います。
そんな足のむくみを軽減するために有効なのがお風呂です。
しかし、ただお風呂に入ればいいわけではありません。
大事なのはゆっくりと浴槽に浸かることです。
シャワーだけで済ませている人が多いですが、これでは足のむくみを解消できません。
なぜならシャワーだけでは体の芯まで温めることができず、血行を改善できないからです。
浴槽に浸かれば体の芯まで温めることができ、血液の流れが良くなります。
さらにたくさん汗をかけるので、体に蓄積された老廃物も排出できます。
お湯の温度が高いと長時間入るのが難しいため、少しぬるいと感じる温度にしてください。
おすすめは38度前後です。
そのくらいの温度なら30分くらい入ることができるでしょう。
そして、肩まで浸かるのではなく、半身浴をしてください。
半身浴は体が温まりやすいですし、体への負担も少ないのでおすすめです。
脱水症状を防ぐためにも入浴中はこまめに水分を補給しましょう。
エステで足のむくみを解消
足のむくみを解消したい場合、エステに通うという選択肢もあります。
エステの足痩せコースやむくみ解消コースを受けることで改善するかもしれません。
施術内容はエステによって異なりますが、ハンドマッサージが一般的です。
マッサージで血液やリンパ液の流れを改善し、むくみを解消させていきます。
プロが行ってくれるので自分でマッサージするよりも効果は高いです。
ただし、効果には個人差があります。
むくみが解消される人もいれば、あまり変わらない人もいるので、実際に受けてみないとどのくらい効果があるのかは分かりません。
さらにどこで受けるのかも重要です。
エステによって技術力が異なるため、効果も違います。
技術力が乏しいところに通ってしまうと目立った効果を実感できず、お金の無駄になってしまう危険があります。
施術実績や口コミなどを参考に「ここなら信頼できる!」というエステサロンを探してください。
また、足のむくみをきちんと解消させたいなら長期間通い続けることになります。
費用が高すぎると通い続けることが難しいので、無理のない料金のところを選びましょう。