自宅での効果的な練習法としては、リフティングが挙げられます。
リフティング用の小さなボールを少し空気を抜いて扱いやすくすると、室内でもできるかもしれません。
でも、くれぐれも物を壊してしまわないように注意してくださいね。
また、庭などで高くボールを蹴り上げられるなら、トラップの練習をするのもいいでしょう。
それに、下半身の筋肉や体幹を鍛えたり、持久力をつけるために走り込みをしたりするのもオススメです。
雨の日や夜などは、サッカーのDVDを繰り返しみて、上手い選手のプレイを研究するのも上達に繋がります。
もちろん、すぐに真似することはできませんが、どんな風に動いているのかをみておけば、イメージトレーニングにも役立つはずです。
それから、自宅では常に裸足でボールに触っているようにすると、ボールをコントロールする感覚が掴めるかもしれません。
翼くんのようにいつでもどこでもボールと一緒という訳にはいかないでしょうが、ボールに触れる時間を長くするほど、サッカーが上達しやすいでしょう。
サッカーの上達には筋トレも必要?
サッカーの上達には、筋トレも必要なのでしょうか?
テクニックを磨くだけでは、速いパスや強いシュートを打つことは難しいですから、筋トレもした方がいいですね。
特に、体を支える下半身とインナーマッスルとも呼ばれる体幹の筋肉を鍛えると、サッカーの上達に繋がるでしょう。
ただ、筋トレのやり方を間違えると、ケガをする恐れもあるので、正しいやり方で丁寧に行ってください。
惰性で嫌々やるのはケガのもとですし、効果も得られにくいですから、鍛えている筋肉に意識を集中して、前向きに取り組むことが大切です。
正しいやり方できちんと筋トレを行えば、上達できるだけでなく、ケガをしにくくなります。
回復期間のことも考えた効率的なトレーニングメニューを組んで、無理のない範囲内で続けるようにしましょう。
それに、筋トレだけでなく、ストレッチをすることも大切ですし、持久力をつけるために走り込みをするのもいいかもしれません。
ボールに触れないこれらの努力は退屈なものですが、上達のためにはできるだけやった方がいいのです。
目標になる選手がいた方がいいの?
サッカーが上達するためには、目標になる選手がいた方がいいのでしょうか?
「学ぶ」という言葉が「真似る」からきているように、モデリングは上達への近道です。
サッカーに限らず、上手な人、見本となる人の動作や考え方を真似ることで、早くレベルアップできます。
ただ漠然とサッカーが上手くなりたいと思うよりも、あの選手のようなプレイができるようになりたいと思う方が目標としては具体的です。
目標にしている選手の動画を何度も何度も繰り返しみて、脳に焼き付ければイメージトレーニングにもなりますし、モチベーションも上がるでしょう。
また、その選手が自分と同じくらいの年齢の時に、どんな練習をしていたかを知ることができれば励みになるかもしれません。
もちろん、特に目標にしたいと思えるような選手がいないなら、無理に目標を作る必要はないです。
でも、その場合には、自分がどんな選手になりたいのか、いつまでにどういうプレイができるようになっていたいのか、明確な目標を設定してください。
リフティングのコツ
上達するための練習方法の一つにリフティングがありますが、なかなか上手くできないという人も少なくありません。
でも、リフティングなら自宅で一人でもできますから、ぜひコツを覚えて続けるようにしたいですよね。
リフティングのコツは、ボールの中心を捉えるようにすることとボールに回転をかけないようにすることです。
「500回続けてできる」、「1000回達成した」ときくと、すごい!サッカーが上手い!と感じるかもしれませんが、続けた数にあまり意味はありません。
それよりも、足の甲でしっかりとボールの中心を捉えて、回転をかけずに腰くらいの高さまで上げるということができているかが大切です。
また、利き足だけでなく、反対の足でもリフティングするようにしましょう。
利き足だけである程度の回数続けられるようになると、すぐに続けられなくなる反対の足でのリフティングの練習がつらくなりがちです。
最初から利き足と逆の足から始めるか、両足でやるようにするといいかもしれません。
それに、毎日10分でも休まずに続けると感覚を忘れにくいので、上達しやすくなります。
ドリブルはどうすれば上手くなる?
ドリブルはどうすれば上手くなるのでしょうか?
一般的なドリブル練習法としてよくいわれがちなのが、コーンなどをおいてジグザグにドリブルしたり、直線で往復したりといった方法ですね。
でも、それよりも効率的に上手くなれる練習法があります。
それは、地面に円を描いて、その線の上をできるだけ速くドリブルすることです。
最終目標は走っているのと変わらない速度でドリブルすることですが、最初はとにかくボールを足から離さないことを目標にしましょう。
ボールを足から離してしまうと、円に沿ってドリブルできなくなるので、自然とドリブルが上手くなります。
また、ボールをコントロールする感覚を身につけるためには、裸足でドリブルするというのもオススメです。
裸足でドリブルできるような場所を見つけるのは難しいかもしれませんが、機会があればぜひやってみてください。
ある程度ドリブルできるようになったら、抜き技の練習もするようにしましょう。
実際の試合で使えるようにするためには、ただ早くドリブルできるだけでなく、ボールをとりにくる相手をかわす練習もしておかなくてはなりません。
たくさんの抜き技を覚える必要はありませんから、一つずつ着実に身につけるようにしてください。
パスはどんな練習をすればいい?
サッカーのパスが上手くなるためには、どんな練習をすればいいのでしょうか?
パス練習の相手がいる時には、適度な距離をとって、実際にパスし合うといいですね。
徐々に距離を離したり、走りながらパスしたり、お互いにランダムに動くようにしたり、様々な状況を想定して、パス練習をしてください。
パスの練習をする際には、トラップとパスを分けないで、セットにして繰り返すことが大切です。
実際の試合で使える技術を身につけるためには、止まったボールを蹴ったり、ボールを止めて終わりではなく、一連のプレイとして体に覚えこませないといけません。
もし、三人以上いるのなら、二人でパスをし合い、他の人がボールを奪うようにすると、より実戦的な練習になりますね。
一人でパスの練習をする場合には、目標を設定して、そこに向かってボールを蹴るようにするといいでしょう。
壁に対して平行に走って行き、壁につけた印に向かってボールを蹴って、跳ね返ったボールを受け取るという方法もありますが、くれぐれも周囲の人の迷惑にならないようにしてください。
パスの練習相手がいない時には、リフティングをしたり、下半身の筋トレをするのも、パスの上達に役立ちます。
シュートを決めるコツ
サッカーでシュートを決めるためには、何度も繰り返し練習することが大切です。
飽きるくらい練習して、正確性を上げ、速くて強いシュートを打てるようになれば、決まる回数も多くなるでしょう。
ただ、それ以外にも、いくつかのコツがあります。
まずは、シュートを打つチャンスがきたら、迷わずに瞬時に打つことです。
シュートを打つチャンスは、いつくるかわかりません。
しかも、それは、常に一瞬です。
どうしよう、どこに打とうと考えていると、すぐにそのチャンスは失われてしまいます。
チャンスがきたら、瞬時に打ってください。
そのためにも、試合形式で練習して、判断力を磨きましょう。
また、派手なシュートでズバッとゴールネットを揺らせたらかっこいいですが、最も簡単で決まりやすいのは、強く速く転がるゴロのシュートです。
地面を低く転がる地味なシュートは、キーパーにとって反応しにくく止めづらいので、ぜひ練習しておいてください。
それに、あらゆる角度からシュートを打つ練習をして、どんな状況でも対応できるようにすることも重要です。
得意なところから好きなシュートを打つ練習ばかりしていても、実戦ではほとんど役に立ちません。