禁煙をするメリットは、以下の通りです。
- 健康面
- 口臭改善
- 美肌効果
- 抜け毛予防
- ED予防
- お金の節約
禁煙をする一番のメリットは、健康面です。
タバコは体にとって有害なので、健康を大きく損ないます。
特に、ガンの発生率をアップさせるといわれていますから、長生きしたいのであれば禁煙した方が良いでしょう。
それに、タバコを吸うと口内環境が悪化してしまい、口臭が酷くなります。
口臭を改善したい人は、すぐにでもタバコを止めるようにしてください。
タバコは健康だけでは無く、肌や髪にも悪いです。
肌トラブルを起こしやすくなりますし、抜け毛が増えてしまいます。
また、タバコを吸うと全身の血液の流れが悪くなり、EDを起こしやすくなるので、注意してください。
そして、毎月タバコに1万円や2万円かけている場合、それを貯金に回すと1年間で10万円以上貯めることができます。
禁煙をすることによるメリットは非常に多いので、思い切って止めてみてはいかがでしょうか。
自分で禁煙する方法
病院に通う時間がない人や禁煙にお金をかけたくない人もいるでしょう。
では、どのようにすれば自分で禁煙できるのでしょうか?
自分で禁煙する方法は、以下の通りです。
- 禁煙したい理由を明確にする
- 離脱症状の対処法を考える
- 禁煙補助薬を使用する
まず、大切なのが、禁煙したい理由を明確にすることです。
どうして禁煙したいのかをハッキリとさせないと、意思が揺らいでしまいます。
「健康のため」「お金のため」など、自分が止めようと思っている理由を書き出すようにしてください。
また、禁煙をするとイライラしてきますが、その離脱症状にどのように対処するのかを考えましょう。
タバコを吸いたくなるタイミングというのがあるので、その時に違うことをするというのが重要です。
例えば、朝起きてタバコを吸いたくなる場合は起床直後に顔を洗ったり、すぐに歯を磨いて朝食を食べるといったことをしてみてはいかがでしょうか。
それに、ドラッグストアで販売している禁煙補助薬を使用するというのも有効です。
ドラッグストアに行くと様々な禁煙補助薬が販売されているので、自分に合いそうなものを探してください。
禁煙グッズ
一般的に使用されている禁煙グッズは、以下の通りです。
- 電子タバコ
- 禁煙ガム
- 禁煙サプリ
- 禁煙パイポ
- 禁煙パッチ
電子タバコは禁煙グッズの中でも非常に有名です。
タバコを吸っている気分になるため、これで止められる人もいます。
また、禁煙のために禁煙ガムや禁煙サプリを使用するというのも良いかもしれません。
ガムやサプリの中には、禁煙中のイライラを抑える成分が配合されています。
それに、禁煙パイポでタバコを止めたという人もいますから、試しに使用してみるのも良いでしょう。
ただ、種類がたくさんあるので、自分に合うものを選ぶ必要があります。
禁煙パッチとは、皮膚に貼るだけでニコチン濃度を一定に保つことができる商品です。
健康的にストレスなく止められるということで、禁煙パッチを使用して禁煙される方が増えています。
一般的に、このようなグッズを使って禁煙している人が多いですが、効果には個人差があるものです。
そのため、自分に適した禁煙グッズを探すようにしましょう。
禁煙すると出る症状
禁煙しようと思っても禁断症状が出てしまうため、挫折してしまうケースが多いです。
この禁断症状は、体内のニコチンが減ることによって引き起こされます。
代表的な禁断症状は、以下のようなものです。
- イライラ
- 落ち着かない
- 体のだるさ
- 不眠
- 不安感
- 集中できない
- 気分の落ち込み
禁煙をすると、一般的にこのような症状が現われます。
禁煙当初は、これらの症状が非常に強く現れますが、徐々に弱まっていくでしょう。
禁煙してから1~2週間はこれらの症状と戦うことになり、ここを乗り越えるとタバコを止められる可能性が高くなると思ってください。
ただ、ほとんどの人がこの期間を乗り越えることができず、ついつい吸ってしまいます。
強い意志があれば止められるといわれていますが、そう簡単に止められるものではないので、まずは禁煙グッズを使ってみて、それで駄目な場合は病院に行った方が良いでしょう。
多少お金がかかっても、健康面のことやタバコにかけているお金のことを考えれば安いものです。
禁煙すると太るって本当?
禁煙すると太ってしまうといわれていますが、これは本当なのでしょうか?
絶対に太るという訳ではありませんが、太りやすくなるのは事実です。
実際に、禁煙をして体重が増えてしまったという人もたくさんいます。
禁煙すると太りやすくなる理由は、以下の通りです。
- 食欲が増す
- 味覚や嗅覚が戻る
- 間食をする
- 暴飲暴食をする
タバコには食欲を抑制する働きがあるため、禁煙をするとその働きが失われ、本来の食欲が復活します。
それに、味覚や嗅覚が戻るので、今まで何気なく食べていた物が全て美味しく感じられて、ついつい食べ過ぎてしまうというケースも多いです。
また、口寂しくなって間食をしてしまい、それが原因で太ってしまうケースも珍しくありません。
禁煙のストレスによって、暴飲暴食に走ってしまう人も多いでしょう。
食欲が戻ったり、味覚や嗅覚が復活するというのは非常に良いことですが、くれぐれも食べ過ぎには注意してください。
体重増加を防止するためにも、運動を始めてみると良いかもしれませんね。
禁煙とうつ病って関係あるの?
禁煙とうつ病は一見、関係のないように見えますが、禁煙するとうつ病のような症状が現われるケースがあります。
しかし、それはあくまでもうつ病のような症状であり、うつ病ではありません。
例えば、以下のような症状が現われます。
- 自信喪失
- 落ち着かない
- 無気力
- 無関心
- 不眠
- 食欲低下
- 性欲低下
- 無感動
これらの症状は、うつ病になった場合に現れやすいです。
特に、ニコチン依存の激しい人は、このような症状が現われる可能性が高いと思ってください。
うつ病になったと思って病院に行くと、実は禁煙が原因という場合もあります。
それに、禁煙によって過度なストレスを受けることで、本当のうつ病に発展する可能性も考えられます。
もし、そうなってしまったら自分だけでは改善が難しいため、専門医に相談するようにしてください。
また、タバコを吸う人の方が吸わない人よりも、うつ病の発症リスクが高いといわれています。
そのため、体の健康はもちろんですが、心の健康のためにも禁煙をされた方が良いかもしれません。
禁煙外来って何をするの?
禁煙したいけどなかなか止めることができない場合には、禁煙外来に行くというのも良いでしょう。
禁煙外来なら、医師のサポートを受けながらタバコを止めることができます。
禁煙外来を利用してタバコを止めた人は大勢いるので、確実性があります。
では、実際に禁煙外来に行った場合、どのようなことをするのでしょうか?
禁煙外来で行うのは、以下のようなことです。
- 問診
- 禁煙補助薬の処方
- カウンセリング
問診では治療法を説明されたり、タバコへの依存度や喫煙状況などを細かくチェックされます。
ここで嘘をついても意味がありませんから、正しい情報を伝えるようにしましょう。
そして、医師から禁煙補助薬を処方されるので、用法や用量を守りながら使用してください。
くれぐれも自己判断で量を増やしたり、使用を中止するのは止めましょう。
また、カウンセリングを行って、患者さんのストレスや悩み、不安などを解消します。
病院によって多少は異なりますが、禁煙外来では一般的にこのようなことを行うのです。
禁煙外来にかかる費用
禁煙外来にかかる場合、気になるのが費用ですよね?
費用が高いのであれば、わざわざ無理をしてまでタバコを止めたくないという人もいるでしょう。
禁煙外来にかかる費用は、一般的に5回の診療で12000円~20000円程度です。
ただ、この金額は健康保険が適用された場合なので、もし、適用されない場合は40000円~60000円くらいだと思ってください。
健康保険を使用する場合、以下のような条件を満たす必要があります。
- すぐに禁煙する意思があること
- 禁煙治療に同意したことを病院が用意する書面に残すこと
- ブリンクマン指数が200以上であること
ブリンクマン指数とは、1日の喫煙本数×喫煙年数で求められる数値のことです。
これらの条件を満たしていれば、健康保険を適用できるため、自己負担額は低くなります。
ただ、受診する施設によっては保険診療を行っていない場合もあるので、確認してから行くようにしてください。
禁煙外来にかかるお金を安いと思うか高いと思うかは人それぞれですが、毎月のタバコ代だと考えれば安いといって良いでしょう。